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2016年2月12日 大阪入管収容場ハンスト3日目26名が継続
支援者で応援行動を行う

大阪入管収容場にて2月10日から始まったハンガーストライキは、3日になり26名が継続しています。
体力的に厳しいにも関わらず、被収容者の意思は固く、これまで耐えてきた処遇のひどさを物語っています。

入管は「支給食を食べないのは違法である」との理由で、10日より居室の解放処遇を制限しました。

そのため10日~12日の間、被収容者はシャワーや運動、電話が一切できなくなってしまいました。
とりわけ重要な通信手段である電話は、家族や友人との連絡が出来ず、困る人が多く出てきました。

加えて被収容者数名を、扇動した、抗議をしたという理由で独居房(私達は懲罰房と呼んでいます)へ隔離処分にしました。

入管が要求書に対して誠実に対応しなかったことから端を発した今回のハンストに対して、
このような理不尽な弾圧を行う入管の対応は、決して許されるものではありません。

12日の午後、TRYをはじめ支援者や、今回のハンストを知って関心を持ってくださった市民の方たち、
合計24名が入管に集まりました。

入管の外からシュプレヒコールをあげると、大阪入管の上層階から被収容者の大きな歓声が聞こえてきました。
「おーい!」「助けて!」「入管悪い!」という声が印象的でした


今回の事件は、多くのマスコミからの取材、報道がされています。
今まで全く知られていなかった大阪入管の人権侵害の問題が、世の中に明らかになったことは大きな成果です。
10名ほどの方たちが関心を持って、初めて入管に足を運んでいただき、入管の対応を実際に見てみて
皆さん口をそろえて「入管の体質がいかに問題なのか、よくわかった」とおっしゃっていました。
抗議にも一緒に参加していただき、ありがとうございました。

TRYはじめ支援者は今後も長期収容者・体調不良者の仮放免、また適切な医療が行われるよう、改善に向けて、引き続き取り組んでいきます。
ぜひご協力をよろしくお願いします。

ハンストに関する報道はこちら

医療改善要求に「権利ない」 大阪入管収容者40人がハンスト 産経WEB


Detainees launch hunger strike over conditions at Osaka immigration detention center The Japan Times(英語)


52 extranjeros hacen huelga de hambre en Inmigración de Osaka International Press(スペイン語)




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