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2016年2月10日 大阪入管収容場で男性被収容者44名がハンガーストライキに突入

大阪入管収容場は男性被収容者が約60名、女性被収容者が約15名、合わせて約80名が収容されています。
そのうち44名の男性被収容者が、大阪入管の非人間的な扱いに耐えに耐えかねて、
2月10日(水)の朝よりハンガーストライキに突入しました。

彼らは次のように言っています。

「どんなに体調不良を訴えても、医者は診てくれない。
高血圧や糖尿病の人、聴覚が異常に低下している人などが、高血圧や糖尿病の人、聴覚が異常に低下している人などが、
何度も何度も何度も医者に診てもらいたいと訴えても、診てもらえない。

だったら、仮放免しろと言っても、仮放免も許可されない。

痛みに耐えかねて抗議すると、懲罰房(独房)にぶち込まれ、制裁を加えられる。
あげくに、みんなで連名署名の要望書を入管に出しても、
「お前たちにはそういう要求をする権利はない。」とつぶしていく。

こういう状況に耐えかねて、ハンガーストライキに突入しました。


彼らは以下を要求しています。

”死人が出る前に、病人は仮放免しろ”

”収容が一年以上の人も早く仮放免すること”

”病人に対してちゃんと診療しろ”

”帰国のチケット代の領収書を出せ!”


本来、大阪府茨木市に所在していた西日本入国管理センターが昨年9月に閉鎖されました。
それまでは、難民申請者や日本人配偶者など、帰国ができない被収容者は、
大阪入管に2~3か月収容された後、西日本入国管理センターに収容されました。
西日本入国管理センターは、医療や医療設備、食事、運動場施設など、様々な面で大阪入管収容場と比較にならないほど整っていました。

大阪入管収容場はもともと長期収容施設ではなく、短期収容施設であり、西日本入国管理センターの閉鎖によって、
難民申請者、日本人配偶者、または退去強制処分を不服として裁判を起こしているような人が長期に収容されるようになりました。
にも関わらず、短期収容の時と変わらない処遇を続け、人権侵害を繰り返し、
「こんなところに収容されるのは嫌だ」と思わせて帰国を強要してきたことに、今回の背景があります。

ぜひ多くの皆さんに、この大阪入管収容場で繰り広げられている人権侵害について関心を寄せていただき、ハンガーストライキに対する支援をお願いいたします。


被収容者の訴え
Bブロック要求書 【PDF】


Aブロック要求書【PDF】



仮放免者の会ブログ … ハンスト情報はこちらもご覧ください。


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