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2015.10.3「憲法違反の難民申請者チャーター便送還を問う」10.3関西集会

10月3日(土)エルおおさかにて集会を行いました。この日の参加者は約40名でした。お集まりくださった皆様、ありがとうございます。

昨年12月に行われたチャーター便による難民申請者の強制送還を二度と許さないために、この問題を社会問題化し、日本の入国管理局(以下、入管)の行き詰った難民行政を社会に問う、という趣旨のもと集会を行いました。

まず今回の主催者から、この件の当事者であるアリさんの出身国であり送還先であるスリランカの情勢についてお話しいただきました。内戦後も国内に武器が氾濫し、スリランカは今もなお混乱した状況にあるとのことでした。

現在もスリランカで逃げ暮らすアリさんからのインターネットを介したお話では、送還時の様子を詳細に語っていただきました。難民認定をめぐる裁判を受ける権利があるにもかかわらず、訴えを聞き入れられることなくアリさんは入管職員に拘束されチャーター機に乗せられました。この点で入管が裁判を受ける権利を侵害していることがわかります。また、アリさんは現地で常に命の危険を感じながら困難な生活を強いられており、日本にいる家族のもとに帰りたいとおっしゃっていました。

関東の当事者代表の方からは、他にも送還された人々がどのように入管から圧力を受け、拘束されたか、家族を分断する点でも送還が問題であること、そしてさまざまな難民問題の解決には日本人の協力が必要であるとのアピールがありました。

また、福島からの原発避難民の原発賠償関西訴訟代表の方、釜ヶ崎パトロール隊の方にもお越しいただきました。問題や境遇の共通性、権利の普遍性を熱く語っていただき、共闘・連帯を表明していただきました。

最後に集会決議の後、集合写真を撮りました。難民を迎え入れ、強制送還に反対するというメッセージを国内外に発信するため、Welcome Refugeesなどのメッセージが入ったバナーを持っての撮影となりました。このバナーを用いたプロジェクトは今後も継続していく予定です。

    この集会に賛同され、実際の支援活動や写真プロジェクト等に関心を持たれましたら、ぜひお気軽にお声かけください。最後に、集会の開催にあたりご協力いただいた支援者、団体、また当事者の皆さまにお礼を申し上げます。

    


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